大切な下準備をする

こちらは、女性に大人気のローズクォーツの原石をスライスしたものです。

写真をご覧ください。鉛筆で長方形の線が描いてあります。
これは職人が引いた、カット用の目安線です。
石の様子を見て、印鑑にふさわしい部分を見極めたところです。

まずは四角柱にカットします

天然の石なので、どこからでも美しい印鑑の材料が採れる訳ではありません。
なぜなら、天然の石には、内部にひび割れや穴があったり、内包物があったりするからです。
場合によっては、ひとつも材料が採れないということもあり得ます。
これだけ、天然石から綺麗な部分を採ることは、とても難しいことであるのです。
　
職人は、長年の経験から、印材としてふさわしい部分を判断しています。

目安の線に従って、石をカットしていきます。

いよいよ美しい円柱形を創っていきます

ここからは、様々な機械を使い、いくつもの工程を経て、繊細な天然石を印鑑の形に整えていきます。

たくさんの工程が必要です

天然石はとても繊細なので、ワンパターンの加工処理ができません。

ひとつひとつ丁寧に、石の特徴に合わせて形を整えていきます。

美しい印鑑の形になってきました

四角くカットされた石が、写真のように美しく丸く整えられました。

ここでキズ・ひび等のチェックをして、印鑑として使える材料だけを加工していきます。

この後職人によって、"あなただけの１本"に文字を作成し彫刻します。